9月末。涼しくなってきたとはいえ、それでも日中、天気が良ければ日傘が欲しい。
先日の、樫原の蕎麦屋の近くに、もう一軒蕎麦屋がある。
今日は、そちらの蕎麦屋に行ってみた。
勝手なイメージだが、「ファミレスっぽい雰囲気の蕎麦屋」だ。
ランチタイム少し遅めに到着したら、何とか駐車場に空きがあって、入れた。
(何しろ前回、ランチタイムに来たら、満車状態で止める隙間がなかったのだ。)
入店、名前を書いて順番待ち。
まぁ、そばがメインだし、回転は速いだろうと思っていたら、案の定。すぐ順番が回ってくる。
こういう時、ありがたいと思う。席数も多いし。
テーブル席とカウンター席があるので、家族連れももちろん、オッケーだし、一人でフラットきてもカウンター席に座ればいいのだし。
テーブルについてからも、ぞくぞくとお客さんが入ってくる。人気なのだなぁ、と思いながらメニューを見る。
で、驚愕の事実。
そばは、3玉までは同額料金だと書かれているではないか。
そば好きにはたまらないサービスである。
で、メニューを見ていて、「りゅうきゅう丼セット」というのを見つけたので、それにすることにした。
りゅうきゅう、というのは大分県の郷土料理、いわゆる漁師飯らしく。
獲れたての新鮮な魚を醤油や酒、みりん、ゴマ、しょうがで作るタレとで和えて食べる料理を指すようである。
そのりゅうきゅうを、ご飯に載せ、さらに卵黄までトッピングしくれているという、なんともリッチな丼と、ざるそばのセットなのだ。
まずは手始めに、というか、様子見で、2玉をオーダー。
すぐ到着。
卵黄をスプーンでつぶし、ゴマダレをかけた刺身と混ぜながら、ごはんと一緒に口に運ぶ。
刺身の歯ごたえは抜群。甘辛いたれがよく絡んで、ゴマの感じを少し感じる。卵黄がいい仕事をしている。さすが……。たれと刺身で十分美味いのだろうが、ここに卵黄が加わって、美味さをぐっと引き上げるわけだ。
ちょっと甘めのたまごご飯的な味わいもあり、箸が(スプーンが?)進む。止まらない。
とはいうものの、本丸はそばだ。
ちょっと心の中で名残り惜しい感じもしながら、また戻ってくるから、とりゅうきゅう丼のお重をいったん置いて、そばつゆにネギを入れる。
ワサビを溶こうか迷ったが、せっかくなので、ちょっとずつ取って、それをそばに載せて、戴く方式をとることにする。
そばをたぐる。のど越し、いい。歯ごたえ、あり。
するする喉を通っていくこの感じ。やけに長いだけのそばではなく、すする感じが楽しめて、それでいて長い!と感じるほどでないので、食べやすいのだ。
美味い、こっちも箸が止まらない。
2玉、あっという間に完食してしまった。
ここでもうひと玉は追加注文できるそうだが、やめておこう。
また今度食べたい! という思いを残しておきたいので。
それにしても、3玉まで同額とは魅惑のコンセプト。さすがだ。
これが客を引き付ける一番のポイントなのかもしれない。
まだほかにも気になるメニューがあるので、ちょくちょく通うことになるだろう。
今日も美味しい食事をありがとう、ごちそうさまでした。
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